02/05/18
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函館の東に恵山町はある。
初夏には山一面にツツジが咲き乱れ、毎年つつじ祭りが開かれている。
しかし、恵山には裏の顔がある。
あの恐山と同じ霊山のひとつ、イタコこそ居ないが石仏があちこちにある。
バブルの頃、ここにあるホテルを買収してリゾート化しようとした企業があった。
凱旋門や五重塔を模したものを建て、そこにこのねはん像も出来た。
バブルがはじけ、企業が去って、建物だけが残った。
「涅槃で待つ」と言って亡くなったのは、かの沖雅也。
身売りの決まったこの像は、何処で誰を待つのだろう...........
山は今年も変わらずにツツジを咲かせる。 |
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