02/11/08
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天候不順で紅葉がイマイチの今年にあっても、ここの葉っぱは今年もいい色を出している。
漂泊の歌人・石川啄木が(北海道新聞の前身である)函館日日新聞の記者をしたり、市立弥生小学校の代理教員を務めていた時、妻・節子が窮乏の余り着物などを質入れしていた話があり、その質入れ先がこの入村質店であった。
現在は和風の喫茶店&バーになったものの、外観は当時のまま残されている。
観光客には殊の外人気のようであるが、上記のような歴史があることを知る人は少ないようである。
歴史的建造物にも選ばれているここは、きっと来年もいい色で通る人を楽しませてくれるだろう。
ちなみに、この建物の裏手は芥川賞作家・辻仁成が高校時代を過ごした場所である。 |
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